2009.11. 5 |
来日記者会見 開催レポート!
【クエンティン・タランティーノ コメント(以下Q】 Q:"始めは戦争映画を作りたい"という思いからだったけれど脚本を作り込むうちにキャラクターやストーリーに深みが出てきた。とにかく戦争を題材にしたものが作りたかった。 ブラッド・ピットを起用した理由は? Q:10年前から脚本を作ったが、アルド・レインという役はその時から設定していた。2008年に改めて俳優を考えた時、一番に浮かんだのはブラッド・ピットだった。でも彼は地球最大の映画スターなんで、断られたらどうしようかと思っていたよ。実際にはお互いのキャリアやタイミングでベストの時に一緒に仕事ができたと思っているよ。 この作品やタランティーノのシナリオは俳優としてどう考えていますか? B:この作品のシナリオの存在は8年前からハリウッドで神話化していたんだ。そのシナリオが僕に振られるとは思ってなかった。アルドの役は始めはタランティーノが演じると聞いていたのに、それを僕に譲ってくれたんだからなるべくシナリオから変えない様に演じたよ。 今回最強のタッグと言われていますが、そのことはどう思いますか? B:この映画のキャスト・スタッフ共に世界中から素晴らしい人が集められて、それがこの映画の一番リッチな部分です。 この作品に出演してどうでしたか? M:私は英語があまり話せないからハリウッド映画に出ることはあまり夢ではなかったけど、タランティーノの映画となると話は別よ。夢のような気分でした。この映画はカンヌ(映画祭)の直前まで撮影してたので、カンヌで皆揃って見られて、夢が続いているみたいでした。今ここにいられることもまだ夢が続いているみたいです。 J:『キル・ビル』のときも出演しましたが、またこの作品のオファーがもらえてとても嬉しかったです。彼はスクリプトを送ってくれて、私のために役を書いてくれました。とてもラッキーです。私はタランティーノファミリーの一員かなと思ってます。 Q:これはジュリーのための役だよ。彼女はもちろん僕のファミリーの一員だよ。 今回の来日で楽しみにしていることは?バイク事故にあって大丈夫でしたか? B:日本のバイクメーカーは最高ですから。ぜひ見に行きたいです。バイクの事故はけがはなかったけど、パパラッチから逃げたらかえってネタになってしまいました(笑)。 メラニーを起用した理由は何ですか? Q:アルドと共に十年間温めたとても大切な役です。ただ、フランス語を話してユダヤ系の女優は誰かわからなかったので運命を信じるしかなかった。メラニーは始めのオーディションではベストではなかったけど(笑)、チャーミングなところが印象深かった。実際、彼女とダニエル・ブリュールに演じてもらった時に、MGMの名作映画を見ているようにゴージャスで一緒に食事をすると彼女はとてもクールで、そして彼女の出演作を見ると感情表現が素晴らしかったので彼女に決めました。 今回のファンキーなキャラクターはユーモアがあって、 B:私のアクセントは私の出身地にとても近いので、それにメロディを付けました。 タランティーノ監督と他の監督の違いは何ですか? B:この映画のセットに入ると彼のエネルギーに満ちていて、いろんな言語が飛び交っている。僕にとってその中で、お互い理解を深めていくその体験がとても素晴らしい体験でした。 最後に一言 B:本当に温かい歓迎ありがとう。とても楽しくこの映画を作りました。皆さんも楽しんでください。 【クエンティン・タランティーノ コメント】 |
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