• 2016.5.12

高畑裕太の訛りセリフにロバート秋山が突っ込み連発!
劇中の抱腹絶倒シーン再現の公開アフレコイベント

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本作で特に観客の笑いを誘うのは、演技がどヘタなアクション俳優ホビー・ドイル(アルデン・エーレンライク)と映画監督ローレンス・ローレンツ(レイフ・ファインズ)との一連の演技指導。田舎者丸出しで訛りが抜けないホビーに頭を抱えながらも、根気強く正しい発音を叩き込むローレンツ監督のシーンは、微笑ましくも思わず笑ってしまうユーモアたっぷりの名シーンです。

この度映画の公開を記念して、この名シーンの公開アフレコイベントを行いました。
どヘタなアクション俳優ホビー役には名女優・高畑淳子さんを母に持つ、俳優・高畑裕太さん。高畑さんは今回が初めての映画イベントへの出演となりました。
映画監督ローレンツ役にはエキセントリックで破壊力抜群、コントを作らせたらいまやお笑い界ナンバー1との呼び声高いお笑いトリオ・ロバートの秋山竜次さん。
高畑さんの天然発言と秋山さんのエキセントリックな演技力がぶつかり、二人の掛け合いに大きな笑いが起こる、大盛り上がりのイベントになりました。

<映画『ヘイル、シーザー!』公開記念 公開アフレコイベント>

■日程:5月12日(木)  
■場所:東京テレビセンター4F・Bスタジオ
■登壇者:高畑裕太 ロバート・秋山竜次(敬称略/順不同)

MCの呼び込みでまず登場したのは秋山さん。
高名な監督役という事で、ジャケットに身を包み姿を現した秋山さんですが、「300人ぐらいお集まりいただいて」といきなりジョークで会場を笑わせました。そして今回のアフレコ撮影の為に「命を賭けて役作りをしました」と意気込みを語りました。

続いて秋山さんの「新人入って来い!」という呼び込みとともに高畑さんが登場。
セリフが上手くいえない新人俳優の役としてビシッとスーツを着込んだ高畑さんですが、最初から役に入りすぎたのか舞台の段差につまずきながら「役者として精一杯頑張ります。」と訛った口調で挨拶。
これには秋山さんも「キャラに入るのはアフレコが始まってからで良いんだよ!」と突っ込み。会場が笑いに包まれます。
そして「本編に出演しても良いぐらいの役作りをしている」という意気込みを見せる二人のやり取りが盛り上がる中、アフレコがスタートしました。

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モニターに写される予告映像に合わせ、監督と新人俳優のやりとりを行う二人。「なぜだかね」と軽やかに言うべきシーンで「なぜだかに」と訛ってしまう高畑さんに秋山さんがセリフの演技指導します。
しかしどうしても訛ってしまう高畑さんにイライラが募る秋山さん。二人の演技はヒートアップし、「からかってんだろ!」という秋山さんの罵声とともに1回目のアフレコが終了。
会場では二人のちぐはぐなやり取りに笑いが漏れました。

1回目は映像に合わせて上手くいかなかったという事で二回目を実施。
今度は予告映像に上手く合わせてやり取りを行い、会場は大きな笑いが起きました。

アフレコ収録終了後は、トークセッションを実施。
初めての映画のイベントで、初めてのアフレコ挑戦だった本イベントについて「光栄だった」と語る高畑さん。自身の訛りに自信がなかったとコメントするも「大分オーバーだぞ」と秋山さんが突っ込み。
このオファーをもらい、訛りかたに悩んでいた高畑さんは、ガッツ石松さんから電話をもらった際、その口調に「これだ!」とヒントを得たというエピソードを明かしました。

対する秋山さんは、今回のアフレコについて「やり取りは100点です」と自画自賛。「映画は本当にこういう訛りなんですよ」と高畑さんを褒めると、高畑さんも「秋山さんは優しくて話しやすいんです」と互いを褒めあいました。

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今回、監督役を務めた秋山さんに「誰を指導してみたいですか?」という質問が飛ぶと「高畑敦子さんを写真を撮ってみたい」と秋山さんが告白。熟女好きとしてたまらないという秋山さんに対し高畑さんは「お父さんと呼ばせてください」と予想外の回答。これに困惑した秋山さんは「否定してくれないと困るよ」と突っ込みをいれました。

今後の野望をきかれた高畑さんは、「一生役者業をやっていき、自分を観ている人の想像を大きくしていきたい」と回答。本作に出演するスカーレット・ヨハンソンが、本作の監督であるコーエン兄弟の作品に時を経て再出演したことを引き合いに出し、そういった監督と出会って仕事をしていきたいと生真面目な部分を見せました。

秋山さんはおなじみの体モノマネに使える新しいTシャツを開発したことを告白。世界的にヒットさせ、財産を築きたいと野望を明かしました。

最後に本作の見所を聞かれると、「ハリウッド映画の主役級のスターたちが。全部が見所です」とコメント。
秋山さんは「長年コンビを続けているような面白い掛け合いです。」と回答し、豪華スターの共演が実現した本作をしっかりアピールしました。

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フォトセッション中もマスコミの要望に、コンビのような息の合ったポージングを行った二人。
二人の掛け合いに大笑いが起こる、大盛り上がりのイベントとなりました!